ねこ庭の独り言

風にそよぐ雑草の一言

村上誠一郎議員の動画 - 5 (「獅子身中の虫インタビュー」)

        村上議員の、インタビュー動画の5回目です。
 
   ・中曽根さんは、偉かった。あの人は、自分と考え方の違う、後藤田さんや梶山さんをちゃんと使った。
 
     ・安倍さんは、自民党が右に傾いている時さらに右寄りの人を重用するから、傾きが止まらない。バランス感覚がない。
 
 氏は、衆議院議員を11期務めていますから、党内では、中堅でなく、幹部級に位置する議員です。その議員が、現在の自民党が右に傾いていると考え、総理が右寄りの議員を重用していると、公言するのですから、やはり、安倍氏の党内基盤は、盤石でないと思えてきました。
 
 もし自民党議員の大半が、敗戦で失った日本の独立を回復し、不名誉な過去を本気で精算するつもりであるなら村上議員の発言はありません。
 
 「東京裁判史観」を信じ日本の再軍備をためらう議員が、党内に相当数いるから、氏が堂々と動画で意見を公開できます。「面従腹背」とは、反日・左翼の文部次官、前川喜平氏の座右の銘だそうですが、安倍氏の周りには、こんな議員がかなりいるのだと分かりました。
 
  ・安倍さんが考えなくてならないのは、次の世代にまで日本を生き残らせるには、どうすればいいのか、ということです。
 
  ・優先すべきは、安全保障法案ではありません。財政、金融、経済が重要で、先決問題なんです。
 
   ・国民が、安心して、笑って暮らせる国であれば、それで十分なんだ。安心して、笑って暮らせる国にするためには、自国の通貨を守る、自国の経済を守る。これで十分です。
 
 国民が安心し、笑って暮らせる国にするためには、国防が不可欠なのにバカなことを言います。
 
 こういう意見が、自民党の議員の間で、総理への批判として囁かれている事情がおぼろに見えてきました。経済さえ盛んになれば、国防は必要性がないと、これはおそらく、中国市場に目がくらみ、そのため韓国との結びつきも失いたくない、経済界の考えと一致します。
 
 経済界のトップたちは、
 
「金儲けをさせてくれるところならば、そこが自分の国だ。」
 
 と、日本人の魂を失いつつあります。アメリカ企業だけでなく、日本の一流企業も、国境を越えて利益を求める「無国籍企業」となり、祖国を軽視するようになっています。
 
 ここまで村上氏に総理の批判ができるのは、こうした背景があるからでしょう。
 
  ・安全保障と防衛は、別の概念です。安全保障とは、敵をいかに減らし味方をいかに増やすかという政策です。
 
  ・防衛とは、他国との軍事バランスを考える政策です。相手が軍事費を増やせば、対抗してこちらも増やす。永遠に続く政策で、切りがありません。
 
  ・だから、大事なのは外交努力です。敵ばかり増やすような外交をせず、味方を増やす外交です。
 
  ・日本人は大人になり、近隣諸国との関係をより良くすることを考え、努力すべきです。
 
  ・尖閣問題は石原知事が国有化を言い出し、野田首相が国有化してから、急におかしくなった。日本は、相手を刺激するようなことばかりやっている。
 
  ・誰が原因を作ったのかを考えないで、すぐに相手に反発する方がおかしい。こんな外交をやっているのが、まともな政治家なのか。
 
 戦後74年間、氏の言う大人の姿勢を続けてきたから、今日の日中、日韓、日朝関係があります。居丈高な隣国に押しまくられ、その都度卑屈に腰を落とし、我慢し、金を払い、際限なくむしり取られてきた現在の日本があるのです。
 
 「なんだ、こういう奴らが、今まで自民党内でのさばっていたのか。」
 
 「この虫どもが、日本人の誇りと、愛国心を無くさせ、ペコペコと謝るだけの日本にしてきたのか。」
 
 私はやっと、氏の正体を見ました。自分の信念や歴史観がなく、他人の顔色を伺っているだけということも、次の言葉で分かりました。
 
  ・憲法学者の9割9分までが、「安全保障法案」はおかしいと言っている。
 
  ・多くの法曹関係者も、私の知り合いの最高裁の裁判官も含めておかしいと言っている。
 
  ・国民や学者がおかしいと言っていることを、このまま進めていいのか。
 
  ・今まで日本は「専守防衛」の国だったから、テロの対象にならなかった。この法案が通れば自衛隊だけでなく、一般国民も、テロの危険にさらされることになる。
 
  ・自民党内で、こんな危険な法案を通そうとしているのは、いったい誰なんですか。
 
   と、インタビュアーの質問が入り、氏が答えました。
 
  ・小沢さんや小泉さんみたいな、強引な個性の人がやってるんですよ。
 
  ・独走しているのは安倍さんで、安倍さんの一存です。これをきちんと批判しない、マスコミも悪い。しっかりしてくれと、言いたい。
 
  ・トッブが安倍さんでなくなれば、自民党も変わる。
 
  ・党の幹部が、こんなメチャクチャなことを言いやろうとしていますが、こんなことが、後世の歴史に耐えられるはずがない。
 
 今から4年前、氏はここまで言い切りました。
 
   日中友好議員連盟     日韓友好議員連盟  
 
   日朝友好議員連盟     パチンコ議員連盟
 
 名称はうろ覚えですが、こういう組織にいる自民党の議員たちは、村上氏と気脈を通じる反安倍勢力なのでしょう。
 
   これに、利益第一の無国籍企業が加わっているとすれば、やはり安倍総理の党内基盤は、今も綱渡り状態と考えるのが妥当でしょう。
 
 息子たちに言います。政治の世界の現実がこれです。
 
 村上氏は、立派な「獅子身中の虫」「駆除すべき害虫」の一匹ですが、いかに駆除するのが難しいか。少しは見えたことと思います。
 
 「憲法改正」「皇室護持」の二点において、安倍総理を支持するという信念は、変わりません。村上氏のお喋りを聞き、一層そう思いました。
 
 今回で、「獅子身中の虫インタビュー」ブログを、終了いたします。